2013年5月10日金曜日

心停止のインパクト

心臓が停止した場合、人間はどのくらい、生命を
維持できるかご存知でしょうか。

なんと脳は3~4分間で損傷を受けてしまいます。

心停止後の退院にいたる可能性は1分ごとに
約7~10%低下し、5分後には約50%といわれて
いますが、グラフにすると、以下のようになります。







人体における心臓の役割は甚大で、心停止した
場合には、数分が生死を分けることとなるのです。

脳にダメージが生じるのは、血液が循環しなくなる
ためなので、心停止した方を発見された場合、
血液が循環するよう、心臓マッサージをすることが
有効です。

2010年にガイドラインが改正され、それまで、
気道確保などが優先されていたところ、まず
心臓マッサージを行う、という事で決まりました。
血液を少しでも循環させ、脳へのダメージを軽減
する事に重きを置いての事だと思われます。

救急隊が到着するまで、心臓マッサージを続ける
のは非常に大変な作業ではありますが、ためらわず
行い、周りの人の協力も得ながら、交代交代で
続けるようにして下さい。

とはいえ、心臓が正常に動き出すに越したことは
ありません。心臓マッサージとあわせて迅速に
AEDも用意して頂いて、除細動を行って頂くよう
して頂けたらと思います。

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