2013年5月9日木曜日

救急車を待っていては遅い!

日本は救急の体制が非常にしっかりしているので、
救急車を待っていれば良いのでは、と考えることが
あるかもしれません。

一般人が知識もなく対応するよりは、救急の方に
やってもらうほうが、確実で患者さんのためにも
良いのでは、と考える人もいるでしょう。

しかし、心臓突然死に関しては、救急車を待って
いては遅いのです。





日本においては、救急車が到着するまでの平均時間は
約8分と言われています。
その間、心停止した方の脳に血液は通っていません。
その状態だと、救命率は1分あたり7~10%程低下
するといわれており、9分後には救命確立は10%まで
下がってしまうのです。

実際、傷病者を見つけてから、救急に連絡するまでにも
時間がかかります。また、救急車が到着したあと、
AEDを利用するに至る間にも数分を要します。
救急車を待っていたのでは、傷病者が助かる可能性
はほとんどなくなってしまうのです。

以上の事から、傷病者を救うには、近くにいた方が
AEDを使用し、すぐに対応することが求められます。
そもそもAEDが近くになければ救うことはできないので、
普及があちこちで求められています。

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